開催記録と謝辞
2017年8月6日「ROCK FILL JAM in ala 2017」(以下:RFJ2017)を開催しました。音楽ライブを軸に、クリエイターによるマルシェ、楽器試奏体験、フード、映画上映を楽しめる1日となり、1,500名を超える来場者で賑わいました。
また今回は、同時開催となった可児市文化創造センターの事業「Welcome to A.G Town 向井秀徳アコースティック&エレクトリック」のステージがイベントの締めくくりとなりました。
県内外 総勢14組によるLIVE STAGE
合計4か所のステージは竹あかりや段ボールアートで装飾され、来場者も好評をいただきました。出演者からも喜ばれ、「いろんな年齢層の人が思い思いに楽しみながら音楽を聴いてくれて、ローカルだからこその暖かみを感じた」と可児でのフェスに手ごたえを感じていたようでした。
Welcome to A.G Town
そして、同時開催Welcome to A.G Townでは向井秀徳によるライブ。客席は満員となり北は青森から西は広島まで全国からファンが集まりました。
世界に誇る2大ギターメーカーの試奏体験
木曽川沿いには長く楽器製作を行ってきた歴史があり、可児にはヤイリギターとゼマイティス(神田商会)というプロミュージシャン達に愛されるギターメーカーが2つもあります。両ブランドのブースでは来場者はもちろん、出演者や向井秀徳さんも職人さん達からお話を聞きながら試奏していました。
マルシェ・飲食店の拡大
マルシェでは、手作りのアクセサリーや雑貨などの出店に「クオリティが高い!買い物が楽しかった」という声。親子連れのお客さまからは「子供が遊べるものがあってよかったよ」と声をかけてくれました。
今年からの取り組みとして力を入れたフードは地元の美味しいものを集め、角煮丼などのガッツリから片手で食べられる軽食、こだわりの珈琲、大人の方にはお酒の販売もありました。
まちおこし映画『光射す』上映会
地元バンドも出演した各務原のまちおこし映画「光射す」の上映会では、上映後にトークショーを開催。可児市ふるさと広報大使の塚本あかりさんの司会のもと、監督・キャストが勢ぞろいし制作の裏話などをお聞きしました。
地域の若者たちによる制作委員会で運営しているROCK FILL JAM。音楽を軸に可茂地域をもっと楽しく!おもしろく!という想いが年々規模を拡大して形になり、来場した高校生からも「地元にこんなに楽しいイベントがあるのを知らなかった、来年もきたい!」と言ってもらえました。
セルフレビュー:
ROCK FILL JAM in ala 2017の振り返りとこれから
2017年8月6日にROCK FILL JAM in ala 2017が開催され無事終了しました。イベントが終わり、しばらく放心状態のような日々が続きました。何も手につかないようでいて、ふと頭をよぎるのは8月6日の当日の様子でした。
手にパンレットを持ち、わくわくしながら開場を待つ人。てづくりのステージに感動してくれる出演者・お客さんの顔。老若男女関係なく、それぞれの楽しみ方で音楽を楽しむ姿。ここでしか出会えない品々を手に取り笑顔で買い物をするお母さん。時にはお酒も交えながらご飯をおいしそうに食べている人達。本当にたくさんの方々が、思い思いに「ROCK FILL JAM」を楽しんでいて、そんな光景を見る度に何度も鳥肌が立ち嬉しい気持ちになりました。あの日、あの場所でしか味わえない感動が確かにあったと断言できるし、僕が住む地元可茂地域にこんなに素晴らしい音楽のまつりがあるんだと胸を張れるような、そんな夢のような1日だったと感じています。
岐阜県可茂地域は近隣の名古屋市や岐阜市等に比べ、ライブハウス・ライブスペースも少なく、音楽文化が盛んであるとは言えない土地です。しかし、そんな土地だからこそ「自分たちの住むまちに、どんな境界線もなく誰もが気軽に音楽を楽しめるような場所が欲しい」そんなことを、僕は思います。
ROCK FILL JAMは誰かが「仕事」として運営している訳では無く、岐阜県可茂地域で暮らす音楽好きが集まった「有志」のスタッフで運営しています。つまり”自分たちの住むまちに、自分たちの手で音楽のまつりを作っている”のがROCK FILL JAMです。誰かに言われたからでは無く、自ら選びイベントを作っている"楽しいこと"を純粋に追求できるスタッフだからこそ、柔軟に様々なアイデアを実現していくことが出来るのだと感じています。
どんな境界線もなく、誰もが気軽に音楽を楽しめる場所であること、それがROCK FILL JAMの目指す形です。そのため、入場無料で負担なく来場ができ、あらゆるコンテンツを楽しむ中で、音楽に触れる・体感するきっかけになれるイベントだと思っています。
今年も8月5日にROCK FILL JAM in ala 2018の開催が決定しています。昨年以上に楽しく、充実した1日を作り上げます。遊びに来て後悔はさせませんので、ぜひ予定を空けておいてくださいね。最後まで読んで下さりありがとうございました。
ROCK FILL JAM 制作委員長
佐伯 直斗